#0112|Frank Lloyd Wright|F.L.ライトと弟子たち|日本人によるライトの受容と実践
ライトの建築思想を受け継いだ日本人建築家たちの実践をたどる展覧会図録
書誌情報
書名|F.L.ライトと弟子たち ― 日本人によるライトの受容と実践
著者/編著|ギャルリー・タイセイ 編
出版社|ギャルリー・タイセイ
初版|1995年
版|初版
判型|A5判
ページ数|63頁
サイズ|149×210×8mm
重量|-
言語|日本語
ISBN-10|-
ISBN-13|-
定価|-
分類|Exhibition|展覧会図録
この本について
本書は、1995年11月27日から1996年3月1日までギャルリー・タイセイで開催された展覧会「F.L.ライトと弟子たち ― 日本人によるライトの受容と実践」の図録である。
フランク・ロイド・ライトは、帝国ホテルをはじめ日本に6つの建築作品を残し、その独創的な空間構成や装飾表現によって、大正期の日本建築界に大きな影響を与えた。本書では、ライトの影響を単なる外観や装飾の模倣として捉えるのではなく、その建築思想や空間構成が日本人建築家によってどのように理解され、継承され、独自の表現へと発展したかを検証している。
中心となるのは、ライトの直弟子である遠藤新、土浦亀城、田上義也らの建築活動である。さらに、ライトの作品から影響を受けた建築家たちの実践を取り上げ、日本の近代建築におけるライトの位置づけを多角的に考察している。
収録論考には、遠藤楽「自由学園の建築と教育」、谷川正己「フランク・ロイド・ライトと自由学園の建築」、南迫哲也「遠藤新―若き情熱」、西澤泰彦「弟子は師を越えて―土浦亀城とライト」、角幸博「北の建築の使徒―田上義也」、石田潤一郎「〈ライト式建築〉の願ったもの」、林美佐「ライトの受容と実践のスタイル」がある。
なかでも自由学園に関する論考は、ライトの建築思想と羽仁もと子・吉一夫妻の教育理念との関係を取り上げ、建築空間と教育活動が一体となった設計思想を明らかにしている。
本書は、帝国ホテルを通じて日本に紹介されたライトの建築思想が、その後の日本人建築家たちにどのように受け継がれたかを理解するための資料であり、日本近代建築史におけるライトの影響と展開を考察するうえで価値のある展覧会図録である。

引用|ギャルリー・タイセイ 編『F.L.ライトと弟子たち ― 日本人によるライトの受容と実践』ギャルリー・タイセイ, 1995.
20210416_ME_980(175)

