#0352|日本の建築[明治大正昭和]9|ライトの遺産

#0352|日本の建築[明治大正昭和]9|ライトの遺産

フランク・ロイド・ライトが日本建築に残した足跡をたどる


書誌情報

書名|日本の建築[明治大正昭和]9 ライトの遺産
著者/編著|谷川正己(著)、増田彰久(写真)、村松貞次郎(企画・編集)
出版社|三省堂
初版|1980年11月1日
版|第1刷
判型|B4判に近い大型判
ページ数|192ページ
サイズ|243×323×28 mm
重量|-
言語|日本語
ISBN-10|-
ISBN-13|-
定価|4,800円
分類|History|建築史


この本について

本書は、フランク・ロイド・ライトが日本に残した建築作品と、その設計思想が近代日本建築に与えた影響を、写真と解説によって紹介する建築史資料である。三省堂のシリーズ『日本の建築[明治大正昭和]』の第9巻として刊行された。

前半では、ライトの来日と帝国ホテルの設計を中心に、日本における活動の経緯や建築的特徴を取り上げる。帝国ホテルの空間構成や意匠、日本の建築家との交流を通じて、ライトの建築思想が日本に受容されていく過程を解説している。

後半では、ライトの影響を受けた建築家や作品に視野を広げ、自由学園、山邑邸をはじめとする建築作品や、日本における有機的建築の展開を紹介する。さらに、ライトの建築思想を継承した建築家たちの活動を通じて、近代日本建築におけるライトの位置づけを考察している。

巻末には、フランク・ロイド・ライトの年譜や現存建築一覧などを収録する。

増田彰久による建築写真と谷川正己の解説を組み合わせた構成により、建築作品の意匠や空間的特徴と、その歴史的背景をあわせて把握できる。特に帝国ホテルを中心としたライトの日本での活動と、その後の日本近代建築への影響を検討するうえで、資料的価値を持つ一冊である。


引用|谷川正己(著)、増田彰久(写真)『日本の建築[明治大正昭和]9 ライトの遺産』三省堂, 1980.