#0342|THE IMPERIAL: THE FIRST 100 YEARS

#0342|THE IMPERIAL: THE FIRST 100 YEARS

帝国ホテル創業100年の歩みをたどる英文公式社史


書誌情報

書名|THE IMPERIAL: THE FIRST 100 YEARS
著者/編著|Imperial Hotel, Ltd.
出版社|Imperial Hotel, Ltd.
初版|1990年
|First edition
判型|A4変型判
ページ数|315頁
サイズ|214×280×21mm
重量|-
言語|英語
ISBN-10|-
ISBN-13|-
定価|-
分類|Monograph|社史・ホテル史


この本について

『THE IMPERIAL: THE FIRST 100 YEARS』は、帝国ホテルの開業100周年を記念して1990年に刊行された英文による公式社史である。1890年の開業から1990年までの一世紀を、日本の近代化、観光、経済、社会の変化と重ねながら体系的に記録している。

冒頭では、日本における宿泊・接遇文化の歴史を概観し、続く「THE GRAND DESIGN」では、明治期における帝国ホテル創設の背景、渋沢栄一や大倉喜八郎らの関与、ホテル経営の発展、新ホテル建設計画へ至る過程を取り上げる。

「THE VIBRANT IMAGE」では、フランク・ロイド・ライトによる新館、いわゆるライト館の建設が主要なテーマとなる。設計・建設の経緯、大谷石をはじめとする材料、工期や資金上の問題、1923年の開業、関東大震災などが帝国ホテルの歴史の中に位置づけられている。

戦前・戦中・戦後についても、戦災、連合国軍による接収、接収解除、戦後復興、東京オリンピック、高度経済成長期におけるホテル事業の展開などを収録しており、単なる建築史にとどまらず、日本の近代ホテル産業史を俯瞰できる構成となっている。

後半の「PRACTICAL ACCOMMODATIONS」では、老朽化したライト館をめぐる保存問題、保存を求める動き、旧本館から新本館への移行、1970年の新本館開業、その後のインペリアルタワー建設などを扱う。特にライト館の保存・解体をめぐる経緯を帝国ホテル側の歴史記述から確認できる点は、建築史・保存史の資料として重要である。

巻末には1890年から1990年までの主要事項をまとめた年表が収録され、1916年のフランク・ロイド・ライトとの契約、1917年のライト来日、1923年9月1日の新帝国ホテル開業、1945年の戦災、1952年の接収解除、1970年の新本館開業、1983年のインペリアルタワー開業、1990年の創業100周年などを時系列で確認できる。

帝国ホテル自身が創業100周年に際して編纂・刊行した資料であることから、帝国ホテルの建築史、経営史、ライト館の建設・保存史を調査するうえで基礎資料となる一冊である。


引用|Imperial Hotel, Ltd.『THE IMPERIAL: THE FIRST 100 YEARS』Imperial Hotel, Ltd., 1990.

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