#0343|新建築 1967年12月号|特集記事 帝国ホテル

#0343|新建築 1967年12月号|特集記事 帝国ホテル

解体直前の帝国ホテル・ライト館を特集した1967年の建築専門誌


書誌情報

書名|新建築 1967年12月号
著者/編著|新建築社 編
出版社|株式会社新建築社
初版|1967年12月1日
|第42巻 第12号
判型|A4変形判
ページ数|340頁(帝国ホテル特集記事26頁)
サイズ|225×297×15mm
重量|-
言語|日本語
ISBN-10|-
ISBN-13|-
定価|450円(送料20円)
分類|Monograph


この本について

『新建築』1967年12月号は、新建築住宅設計競技1967入選案の発表、当時の建築作品、論考などを収録した建築専門誌である。作品として中店入勝建、香雪記念病院、名古屋商工会議所、美鈴湖殉国学徒慰霊塔・展望舎、サントリー千歳工場、日本バイリーン滋賀工場・第2工場などを掲載している。

本号で特に注目されるのが、帝国ホテル・ライト館に関する特集記事である。目次には、p.227「帝国ホテル」、p.246「帝国ホテルを考える」、p.251「新帝国ホテルと建築家の使命 F.L.ライト」が収録されている。

p.227からの「帝国ホテル」では、東京・内幸町に建っていたフランク・ロイド・ライト設計の帝国ホテルを写真と文章によって紹介している。1922年完成、3階建、建築延面積34,560㎡、客室数270といった概要に加え、アプローチ、ロビー、食堂、プロムナード、宴会場へと連続する空間構成や装飾について解説している。

また、軟弱地盤と地震への対応として建物を軽く構成したこと、関東大震災に耐えたこと、第二次世界大戦による被害とその後の復旧についても触れられており、ライト館の建築的特徴と歴史的経緯を同時に把握できる。

1967年は帝国ホテル・ライト館が閉館した年であり、本号はその最晩年に刊行された。誌面には当時の建物や外構の状態を伝える写真が掲載されており、解体・移築以前のライト館を記録した同時代資料として重要である。

その後、ライト館の中央玄関部分は博物館明治村へ移築・復原されることになるため、現存する中央玄関と東京時代の建物を比較し、移築による変更点や保存範囲を検証するための基礎資料としても利用できる。


引用|新建築社 編『新建築 1967年12月号』新建築社, 1967.

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