#0006|Frank Lloyd Wright’s IMPERIAL HOTEL|Cary James
キャリー・ジェームズによる帝国ホテルの写真資料集
書誌情報
書名|Frank Lloyd Wright’s Imperial Hotel
著者/編著|Cary James
出版社|Dover Publications, Inc.
初版|1968年(Charles E. Tuttle Co.『The Imperial Hotel: Frank Lloyd Wright and the Architecture of Unity』)
版|1988年 Dover復刻版(無削除復刻)
判型|ペーパーバック
ページ数|139
サイズ|202×273×8
重量|-
言語|英語
ISBN-10|0-486-25683-9
ISBN-13|9780486256832
定価|US$9.95
分類|Monograph
この本について
本書は、フランク・ロイド・ライト設計による帝国ホテル旧本館を、写真・図面・建築論によって体系的に記録したモノグラフである。
著者キャリー・ジェームズによる序論では、帝国ホテルをライトの有機的建築思想の集大成として位置付け、その設計理念や建築的特徴を詳しく解説している。本文にはライト自身の建築論からの引用、63点のモノクロ写真、各写真の解説、参考文献、さらに平面図を収録しており、解体直前の建築空間や意匠を多角的に把握できる。
1988年のDover版は、1968年にCharles E. Tuttle社から刊行された『The Imperial Hotel: Frank Lloyd Wright and the Architecture of Unity』をほぼそのまま復刻したもので、内容は省略されていません。
オリジナル版に折込図面として収録されていた帝国ホテルの図面は、本書では見開きページとして再現されています。
目次
- Preface
- Acknowledgment
- Introduction
- Quotations from Frank Lloyd Wright
- Photographs(63点)
- Captions to Plates
- Bibliography
- Floor Plans
内容
本書は単なる写真集ではなく、
- キャリー・ジェームズによる帝国ホテルの建築論
- フランク・ロイド・ライト自身の建築思想の引用
- 63点の写真
- 図版解説
- 参考文献
- 平面図
によって構成される研究資料です。
裏表紙にも記載されているように、
- エントランス
- ポルテ・コシェール
- ロビー
- ラウンジ
- 中庭
- テラス
- 食堂
- 劇場
- 客室棟
など主要空間を網羅するとともに、
- 照明器具
- 暖炉
- 石材装飾
- 格子
- 窓
- カーペットパターン
などディテールも多数掲載されています。
帝国ホテル研究資料としての価値
この本は、帝国ホテル旧本館の解体直前の姿を体系的に記録した代表的資料の一つです。
特に、
- 解体前の写真記録が充実していること
- 平面図が収録されていること
- ライトの思想と帝国ホテルとの関係を解説していること
- 現在では失われた空間やディテールを確認できること
から、帝国ホテル中央玄関のBIM復元や部材・空間構成の検証資料として非常に価値の高い一冊といえます。

引用|James, Cary『Frank Lloyd Wright’s Imperial Hotel』Dover Publications, Inc., 1988.(Original edition: Charles E. Tuttle Co., 1968.)

