#0301 Barragán|Space and Shadow, Walls and Colour
メキシコ文化と空間思想からバラガン建築を読み解く
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 書名 | Barragán: Space and Shadow, Walls and Colour |
| 著者 | Danièle Pauly(with Jérôme Habersetzer) |
| 出版社 | Birkhäuser |
| 初版 | 2002年 |
| 版 | Corrected Reprint 2008 |
| 判型 | ハードカバー |
| ページ数 | 231頁 |
| サイズ | 240×320×13mm |
| 重量 | - |
| ISBN-13 | 978-3-7643-8705-1 |
| ISBN-10 | 3764387052 |
この本について
本書は、フランスの建築史家 Danièle Pauly による、ルイス・バラガンの建築思想を体系的に分析した研究書である。
作品紹介を中心とした写真集ではなく、バラガンの建築がどのような文化的・歴史的背景から形成されたのかを解き明かすことを目的としている。
構成は、
- Mexican Roots(メキシコの原風景)
- Mediterranean Inspirations(地中海文化からの影響)
- The Lure of Functionalism(モダニズムとの接点)
- Space and Shadow, Walls and Colour(光・影・壁・色彩)
という4部構成となっており、幼少期の環境からヨーロッパ旅行、メキシコ近代建築との関係、そして成熟した空間表現へと至る過程を丁寧に追っている。
特に後半では、
- 光と影
- 色彩計画
- 壁による空間構成
- 庭園
- ギラルディ邸
- プリエト・ロペス邸
- トラルパン礼拝堂
などを例に挙げながら、バラガン独自の空間構成を詳細に分析している。
巻末には作品リスト(List of Built Works)と参考文献も収録されており、研究資料としても利用価値が高い。
私はこう使った
この本は、作品集ではなく「バラガン建築を読み解くための研究書」という位置付けです。
目次からも分かるように、建築を年代順に紹介するのではなく、「メキシコ性」「地中海」「モダニズム」「光・影・壁・色彩」というテーマごとに分析しており、バラガン研究書の中でも特に学術的な内容となっています。
BIMモデリングの直接資料としては限定的ですが、空間の意味や設計思想を理解するための基礎文献として非常に価値の高い一冊です。

引用|Pauly, Danièle. Barragán: Space and Shadow, Walls and Colour. Birkhäuser, 2002(Corrected Reprint 2008)
