#0193 luis Barragan rene burri|ルイス・バラガン ルネ・ブリ
写真家ルネ・ブリによるルイス・バラガンの建築写真集
書誌情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 書名 | Luis Barragán |
| 著者/編著 | René Burri(写真)、Luis Barragán(引用) |
| 出版社 | Phaidon Press |
| 初版 | 2000年 |
| 版 | 2010年 Reprint |
| 判型 | ハードカバー |
| ページ数 | 80ページ |
| サイズ | 164×229×12mm |
| 重量 | - |
| 言語 | 英語 |
| 定価 | US$19.95(初版) (mitpressbookstore) |
| 分類 | 写真集 |
この本について
本書は、写真家ルネ・ブリによるルイス・バラガンの建築写真集である。
1969年から1976年にかけて撮影された写真を中心に構成されており、バラガン邸、サテリテタワー、ラス・アルボレダス、サン・クリストバル厩舎、カプチン会修道院礼拝堂などの代表作を収録している。
作品は「Sanctuary」「Life」「Solitude」「Faith」「Serenity」の5章で構成され、建築を単なる作品としてではなく、静寂や祈り、孤独といったバラガンの精神世界を表現する写真集となっている。
テキストは最小限に抑えられている一方で、1980年のプリツカー賞受賞講演をはじめとするバラガンの言葉が随所に引用されており、巻末には略歴、主要作品一覧、写真キャプション、ルネ・ブリの紹介も収録されている。写真と建築思想をあわせて味わうことのできる貴重な一冊である。
私はこう使った
本書は、ルイス・バラガン関連資料を収集する過程で入手した写真集である。
図面や実測資料は収録されていないため、BIMモデリングの直接的な資料として活用することはできない。しかし、ルネ・ブリならではの視点で切り取られたモノクロ写真は、光と影、壁面の構成、静寂な空気感、そして空間の緊張感まで写し出しており、写真資料として非常に価値が高い。
また、各章に配置されたバラガン自身の言葉は、作品の背景にある思想を理解する助けとなる。とりわけプリツカー賞受賞講演の「Beauty」「Magic」「Silence」といったキーワードは、現在の私が文化財BIMにおいて重視している「空間の本質を伝える」という考え方とも重なる部分が多い。
バラガン建築をBIMで再構築する際には、形状を再現するためではなく、「空間がもつ雰囲気」を確認するための重要な参照資料として活用している。

引用|BURRI, René(写真)『Luis Barragán』Phaidon Press, 2000.
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