#0214 THE NATIONAL MUSEUM OF WESTERN ART|日本の美術館を楽しむ 国立西洋美術館

Le Corbusier

Category|雑誌

Language|日本語

Contents|週刊朝日百科 創刊 日本の美術館を楽しむ 国立西洋美術館

Author|

Publisher|朝日新聞社

Publication date|2004/10/17

Type|ペーパーバック

Pages|159

Size|185×258×14

Weight|

Price|YO-300-160-460-20210429

ル・コルビュジエによる、もっとも完成度の高い美術館である。円柱のピロティ(独立柱)、屋上庭園(現在は非開放)やランプ(車路)などの定番エレメントや、モデュロール(手を挙げた人の身体寸法=ニメートルニ六センチ)で決めた天井の高さの意味あり寸法などがそこここに見られる、コルビュジエ濃度の高い美術館でもある。

まず、正面から眺めてみる。宙に浮いような大きなヴォリュ—ム感が印象的だ。壁面は構造柱から独立して張られたコンクリート・パネルで「近代建築五原則」の一つ「自由なファサ—ド(正面)」に則ったもの。当初、桂浜(高知市)の青丸石を埋め込んだが、時とともに剥がれ落ちたため改修された。

ピロティ空間を抜けると、内部へと自然に導かれる。右に折れると突然の大空間「十九世紀ホール」が現れる。上部三角屋根のトップライトから降り注ぐ光に浮かび上がるように柱が屹立する。(鈴木明)

引用|日本の美術館を楽しむ 国立西洋美術館

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