#0321|芸術新潮 1991年4月号|ライトが日本に遺した建築
帝国ホテルを中心に、山邑邸など日本に残る作品・計画を紹介
書誌情報
書名|藝術新潮 1991年4月号
著者/編著|新潮社 編
出版社|新潮社
初版|1991年4月1日
版|第42巻 第4号・通巻496号
判型|A4変型判
ページ数|152ページ(帝国ホテル記事:10ページ)
サイズ|208×283×7 mm未計測
重量|-
言語|日本語
ISBN-10|なし
ISBN-13|なし
定価|1,100円(本体1,068円)
分類|Monograph|雑誌/建築・美術
この本について
本号は、『藝術新潮』1991年4月号として刊行された美術雑誌で、特別撮影「ライトが日本に遺した建築」を掲載している。
「ライトが日本に遺した建築」は、建築史家・谷川正己による解説を中心に、フランク・ロイド・ライトが日本で手掛けた建築と計画を紹介する記事である。帝国ホテル、自由学園、山邑邸(現・淀川製鋼所迎賓館)などの現存作品に加え、林愛作邸、福原有信邸など失われた住宅や、小田原ホテル計画 幻の駐日アメリカ大使館計画など、実現しなかった計画についても模型や資料を交えて取り上げている。
帝国ホテルについては、1915年の設計開始から1923年の竣工、関東大震災、解体を経て、正面玄関部分が明治村へ移築保存されるまでの経緯を解説している。記事では、ライトが大谷石を主要な建築材料として採用したことにも触れ、石材の性質、産地、埋蔵量、運搬方法などを検討した上で採用を決定したと考えられることを指摘している。
明治村に移築された帝国ホテル中央玄関については、建物外観、一階ロビー、装飾柱、大谷石による外装などをカラー写真で掲載している。とくに1991年時点における移築復元後の状態をカラー写真で確認できる点は、現在の状態や後年の修理・改修との比較資料として有用である。
また、ライトの日本での活動を帝国ホテルだけに限定せず、住宅作品や未実現計画まで含めて紹介しているため、日本におけるライトの建築活動全体の中で帝国ホテルを位置づける資料としても価値がある。

引用|新潮社 編『藝術新潮 1991年4月号』新潮社, 1991.
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