#0215|建築学|理工系の基礎
国立西洋美術館を通して建築学の基礎を体系的に学ぶ
書誌情報
書名|建築学
著者/編著|建築学 編集委員会 編
出版社|丸善出版
初版|2016年10月20日
版|初版
判型|B5判
ページ数|232ページ
サイズ|184×258×15 mm
重量|-
言語|日本語
ISBN-10|4621300614
ISBN-13|9784621300619
定価|2800円
分類|Theory|理論
この本について
『建築学』は、東京理科大学の教員によって編集・執筆された「理工系の基礎」シリーズの一冊であり、建築の歴史、計画、構造、環境、施工、維持管理、保存・活用までを横断的に解説した建築学の基礎教科書である。
全7章で構成され、国立西洋美術館を主要な題材として、建築が成立する歴史的・社会的背景から、建物の構想、設計、施工、運用、改修、保存に至る一連の過程を体系的に整理している。
第1章「建築にいたるまで」では、国立西洋美術館の設立経緯や松方コレクション、ル・コルビュジエの建築思想を通して、建築と芸術、社会、都市との関係を考察する。
第2章「建物を構想する」では、建築図面、都市計画、配置計画、動線計画、展示空間、光と色彩、モデュロール、建築構造など、建築計画の基本的な考え方を解説する。
第3章「建築のエンジニアリング」では、構造計画、耐震・免震・制震構造、荷重、外皮の熱性能、昼光照明、音響、避難、防火など、建築を成立させる工学的な要素を取り上げる。
第4章「建物を設計する」では、実施設計、構造解析、構造設計、基礎構造、耐火設計、換気、空調、衛生、防災設備など、建築設計に必要な技術的事項を整理する。
第5章「建物をつくる」では、施工管理、コンクリート工事、鉄筋工事、型枠工事、ガラス、タイル、外装材、防水材料など、建築生産に関わる材料と施工技術を紹介する。
第6章「建築をつかう」では、建築物の運営、要求性能の変化、建物の強震観測、昼光遮断、湿気環境、コンクリートの劣化、消防活動支援など、供用段階における建築性能と維持管理の課題を扱う。
第7章「時間とともに生きる建築」では、国立西洋美術館の増改築・改修を取り上げ、免震レトロフィット、躯体補修、建築の保存と活用、世界遺産としてのル・コルビュジエの建築作品について解説する。
本書の特徴は、一つの実在する建築作品を軸に、意匠・構造・設備・施工・維持管理・保存を相互に関連づけながら学べる点にある。建築を竣工時点で完結するものではなく、社会的要求や技術の変化に応じて改修・活用される存在として捉えている。
建築学の入門書としてだけでなく、既存建築物の性能評価、改修計画、保存活用を検討する際にも、各専門分野の基礎事項を横断的に確認できる参考資料である。

引用|建築学 編集委員会 編『建築学』丸善出版, 2016.
20211123_ME_1200(175)

