Category|
Language|日本語
Contents|国内唯一のル・コルビュジエ作品で「建築学」に入門
Author|建築学 編集委員会
Publisher|丸善出版
Publication date|2016/10/20
Type|ソフトカバー
Pages|232
Size|184×258×15
Weight|
Price|ME-1200-(175)-1200-20211123
本書は、大学の初年次の建築学生が建築学の基礎を、興味をもちながら学ぶことができる教科書として執筆されたものである。執筆にあたっては、建築は広い視野に立って理念を確立し、諸科学や産業のもたらす知識・素材・技術などを積極的に生かし統合していくべきものだという考えに立っている。
ゆえに、意匠・歴史・計画構造、材料、環境、防災といった専門分野に関して、各々の特色が学べるだけではなく、実例として国立西洋美術館を取り上げて、構想・計画・設計から施工・管理・修繕・解体に至る一つの建築のライフサイクルに、各専門分野がどう関与するかを学べるように、本書を構成している。これにより、建築学に含まれる幅広い内容と、各々の専門分野の果たす役割とそのつながりが理解できるはずである。
国立西洋美術館は、実際に学生が見て、かつ体験できること、また、歴史的意義をもちつつ十分な現代性と社会性を備えていることなどの観点から選んだ。国立西洋美術館(本館)は、これらの条件を兼ね備え、本年7月には、世界7カ国に現存するル・コルビュジエの設計による17建築作品の一つとして世界遺産に登録された。読者の皆さんが、本書をガイドブックにも使って、何度も体験に訪れることを期待したい。(川向正人)
引用|理工系の基礎 建築学