Category|パルコ美術新書
Language|日本語
Contents|ル・コルビュジエ 生涯
Author|ノルベルト・フーゼ[著]、安松孝[訳]
Publisher|PARCO
Publication date|1995/12/1(1)- 1999/6/9(3)
Type|ペーパーカバー
Pages|183
Size|118×191×10
Weight|
ISBN-10|4891944536
ISBN-13|9784891944537
Price|YO-650-0-650-20210711
シャルル・エドゥアール・ジャンヌレ、のちのル・コルビュジェは、スイスのジュラ地方の出身である。1887 年10 月6日、彼はラ・ショー・ド・フォンに生まれた。父は地元の時計産業でエナメルの文字板をつくっていた。母は商家の出である。だが、ル・コルビュジ工の生涯について知られていることは意外に少ない。
むしろ建築こそが彼の生涯を示していると感じられるのである。これまでに書かれた伝記は、確かに外面的な情報を与えてはくれるが、創造活動を理解するという本来の目的にはあまり役に立たないだろう。後年にル・コルビュジエの建築はますます個性的、主観的になるが、そうなればなるほど、それを創造している当の人物の姿はみえなくなっていく。
1925 年にル・コルビュジエと知り合って以降、彼の全創造活動を批評家として見届けたジークフリート・ギーディオンは、1958年に次のように書いている。ル・コルビュジエは、「……打ち解けず、厳格で近寄り難く、すべての個人的なものを拒否し、疑い深く、山岳農民のような感じだった。彼がいったい何者なのか、誰にもわからない」。(ノルベルト・フーゼ)
引用|Le Corbusier PARCO ART LIBRARY