#0275  BRUTUS|安藤忠雄がブルータスと約束した家、建つまでの全記録。

Tadao Ando

Category|雑誌

Language|日本語

Contents|約束建築 10人の有名建築家が個人住宅を設計

Author|

Publisher|マガジンハウス

Publication date|2003/4/15

Type|ペーパーバック

Pages|138

Size|210×285×7

Weight|

Price|550-BO-100

みんな、スタートは小さな住宅です。コルピュジエにしろ、ライトにしろ、そうです。丹下先生が最初に建築のコンクールに参加した成城の自邸は、ピロティのある小さな木造でした。あるいは菊竹清訓のスカイハウスや吉坂隆正のヴィラ・クゥクゥ……。みんなスタートが、その後、建築家それぞれの作風になっていくものなんです。

自分自身のことでいえば、1969 年に事務所を始めた頃の仕事に、神戸の〈松村邸〉や〈住吉の長屋〉があります。3本の大木に隠れるようなレンガ造りの〈松村邸〉が、自然の中に沈んでいく住宅なら、〈住吉の長屋〉は、過密な住宅街にコンクリートの壁で自然を抽象的に切り取った住宅です。

その後の自分の建築と自然の関わり方を見ても、いつもこのふたつの間を行き来してきたように思う。(安藤忠雄)

引用|BRUTUS 安藤忠雄がブルータスと約束した家、建つまでの全記録。

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