#0256 建築設計製図|住吉の長屋・屋久島の家・東大阪の家に学ぶ

Tadao Ando

Category|

Language|日本語

Contents|住吉の長屋 設計図

Author|松本明・横山天心

Publisher|学芸出版社

Publication date|2015/11/15_2017/2/20(3)

Type|ソフトカバー

Pages|91

Size|224×298×9

Weight|

Price|ME-2000-(200)-2000-20210415

住吉の長屋は、複数の住戸が連続する木造長屋の中央のひとつが建て替えられたものです。敷地は西側道路に接道し、間口は3.95m、奥行14.Sm と細長いうなぎの寝床のような形状で、両隣は木造住宅に接しています。

内部も外部も躯体がそのまま仕上げとなる端正なコンクリート打放しと、単純な矩形の構成から余分なものを一切削ぎ落とした小住宅ですが、コンクリートの質感に加え、光と影が織りなす空間は驚くほど豊かになっています。平面構成は長方形を3等分し、真ん中に中庭を設けており、1階には居間と食堂(台所を含む).浴室(便所を含む)、2階には2つの寝室が中庭を挟んで向かい合っています。

そのため居住者は、居間、食堂・浴室、寝室の相互の部屋を移動する際には、外部空間であるこの中庭を通り抜けることになります。一見不自由な動線計画のようですが、四季や天候の移ろいを肌で直に感じ取れる中庭を挿入することで、生活と自然との関係が問い直されています。

引用|建築設計製図 住吉の長屋・屋久島の家・東大阪の家に学ぶ

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