Category|洋書/翻訳
Language|日本語
Contents|ル・コルビュジエ形態分析
Author|GEOFFREY H. BAKER(中田節子訳)
Publisher|鹿島出版会
Publication date|1991/6/5
Type|ペーパーバック(函)
Pages|348
Size|258×184×23
Weight|
ISBN-10|4306042804
ISBN-13|9784306042803
Price|6695-YO-1700-0-1700-20210430
建築は形態を通して表現されるものであるが、この研究では、建築を組織づける構成を、ル・コルビュジエの形態操作を精査することにより注目する。その分析は,図解で形態を切り刻み、いかにして多様な要素が結合され、固有の敷地条件と関係づけられたかを示していく方法による。こうして組織の構成原理にスポットを当て、作品の主題を見出し、その展開の軌跡を探求する。
目的はデザインに関する論究をまとめること、と同時に恐らくはプロセスとなろうが、最終的な作品に向かう直覚の進展をひき出していくことにある。この分析的な方法は、ル・コルビュジエが建築をいかにデザインしたかを示す試みではないが、とは言うものの主観的には、まさにそうした関係を論ずる分析となってしまうことは避けられない。
この研究での試みは、ル・コルビュジエの作品にゆきわたるデザインの確たる原理を明快に示すことになるだろう。ル・コルビュジエ独自の技であるとは言え、これらの原理と手法がより広く応用され、この研究が、現在のわれわれがもつ建築理論の進展に貢献し得るものとなれば幸いである。(ジョフリー・ベイカー)
引用|LE CORBUSIER AN ANALYSIS OF FORM ル・コルビュジエの建築-その形態分析