#0174 EUREKA LE CORBUSIER|ユリイカ 総特集 ル・コルビュジエ

Le Corbusier

Category|EUREKA臨時増刊

Language|日本語

Contents|ル・コルビュジエ総特集

Author|多木浩二、八束はじめ

Publisher|青土社

Publication date|1988/12/25-1996/8/15(10)

Type|ペーパーバック

Pages|262

Size|165×258×14

Weight|

ISBN-10|-

ISBN-13|-

Price|1545-YO-1000-0-1000-20210811

ル・コルビュジエについて語るためには、二〇年代にまでさかのぼらねばならない。そのころ彼は、自分の進むべき道をすっかり決めてしまっていた。それから四十年たっても、彼はまだ同じ道にとどまっていた。

今や人びとは、いいものも悪いものもごちゃまぜに、一世代以上も前のものも区別することなく、ただ受け入れるだけである。それに、一切が変わってしまったこと、機会がないばっかりに、人生を巨大なブルドーザーのように、野原や町をつっきって走らせてしまったことにも気づいていない。

そのブルドーザーは、垂直の庭園郡市、歩道車道の分離、コミュニケーションの通路にそってきちんと調整され、直角定規やT定規で引いた幾何学的な図面に従っている線的な都市、地方分権、あるいは女性解放といった、特別な目的のための都市などの美しいヴィジョンや、ユートピア的な模型をひっくり返してしまった。

引用|EUREKA LE CORBUSIER ユリイカ 総特集 ル・コルビュジエ

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