Category|日経アーキテクチュア
Language|日本語
Contents|丹下健三特集
Author|
Publisher|日経BP社
Publication date|2005/5/16
Type|ペーパーバック
Pages|205
Size|210×280×13
Weight|
Price|2500
2005 年3月22 日、丹下健三氏が逝去した。1976年創刊の日経アーキテクチュアは、1975 年の創刊準備号で丹下氏のインタビューを掲載して以来、30年にわたって、随時、丹下氏の仕事ぶりとその成果を紹介してきた。建築界の中心にあり続けた丹下氏を追うことは、ジャーナリズムの立場から建築界の流れを観察することであり、結果として、時代の変遷を確認する作業ともなった。
したがって、これらの記事は、丹下氏個人のみならず、この間の日本の建築界を知るうえで貴重な資料となっている。そこで、編集部では、それぞれの時代の誌面にあえて手を加えず、再収録し、一冊の本としてまとめることにした。現在では、一般に入手困難なインタビュー、特集やコラムが数多く含まれている。
巻頭には、多数の関係者からの寄稿と談話で構成した2005年4月18 日号の特集「追想丹下健三」を収録した。巻末には、現存する主要な丹下作品の建築ガイドと索引を加えた。さらに全編にわたって、代表的な建築群をグラビアで紹介している。実際に過去の記事を集めてみると、誌面は古びていても、そこに記録された丹下氏の仕事は色あせていないことに改めて驚かされる。建築の専門家に限らず、丹下建築に心動かされるすべての人々の手元に、末永く置いていただける一冊となることを願っている。
引用| 丹下健三 時代を映した“多面体の巨人”