Category|解説
Language|日本語
Contents|ル・コルビュジエの誕生 評論家・画家・建築家
Author|加藤道夫
Publisher|丸善出版
Publication date|2012/7/20
Type|ペーパーカバー
Pages|
Size|151×210×13
Weight|
Price|3000-680-(175)-680-20210710
ル・コルビュジエことシャルル=エドゥアール・ジャンヌレの建築は1920年代に勃興したいわゆる「モダニスム建築」を代表すると捉えられてきた。一般に彼の1920 年代の建築は「白の時代」と一括りにされ、少なくとも、サヴォワ邸(1928-31) を頂点とするいわゆる「白の時代」の建築群が「モダニスム建築」の例証と考えられてきた。
しかし、ル・コルビュジエは少し異なっているのではないか? 彼の建築は、同時代の他のモダニスム建築、たとえば、デッサウのバウハウス校舎(1926)のように非対称な抽象的構成へと収紋しない。
「普遍」をめざすものの、進歩をめざして「不変」へと収束しない。ある種の揺らぎを持っており、「ざわめき」を感じさせる。彼の建築はこの意味で「モダニスム建築」の枠組みを逸脱しているように思える。それが本書の出発点である。(加藤道夫)
引用|Le Corbusier 総合芸術家 ル・コルビュジエの誕生 評論家・画家・建築家