Category|洋書(翻訳)
Language|日本語
Contents|ガウディ建築入門
Author|JUAN-EDUARDO CIRLOT
Publisher|TRIANGLE POSTALS
Publication date|2001
Type|ペーパーバック
Pages|190
Size|158×161×15
Weight|
Price|ME-980-0-980/2-490-20220201
ガウディは神秘のベールに包まれている。彼の創造物に接近しようとする者に立ちはだかる最初の壁は、おそらく、天分を与えられた全ての人に、いや全ての人の心に内在する神秘性であろう。また、ガウディは自身について沈黙を守ろうとする一方、生命の意義の消滅という難解さを保ちながら、自身の精神的状態や恐ろしいまでの意志の力を表現、象徴化したのである。
ガウディは、現代に近い時代の人物であるにも関わらず、ユングがマナ人格と名付ける不思議な特質を持ち、後光の差した姿で私達の前に浮かび上がるのである。ガウディは賢人であり、やはり13世紀の謎のベールに包まれたもう一人のカタルーニャ人、ラモン・リュルにも通じる特徴を持つ、天啓を授かった博士でもある。
また、彼は芸術家であり、彼の卓越性は、知的、精神的可能性からのみ生まれるのではなく、完全なる変形や、自身が作り上げたものや自身の過去の総休などから、まさに溢れ出るものである。しかし、彼の神秘の第二の壁は、彼が生きた時代であったと言えよう。
引用|gaudi ガウディ その建築への招待