Category|写真集
Language|日本語
Contents|現代建築家シリーズ F.L.W-1
Author|写真=二川幸夫/文=浦辺鎮太郎・天野太郎
Publisher|美術出版社
Publication date|1967/10/10
Type|ハードカバー
Pages|74 Photo
Size|261×200×15
Weight|619
ISBN-10|-
ISBN-13|-
Price|1700-YO-2700-370-3070/2=1535-20210615
1906年のユニティ教会に始まり1959年ライトの死後に完成されたマリン群庁舎に至るまでの主要な14作品に対して、建築写真界の第一人者二川幸夫は、カメラによる果敢な砲撃を加えて帰国した。いまその成果を拝見したところ、アッと息をのむ出来栄えである。
私もいままでにライトの自著他著に接して、その作品写真は随分と見て来たつもりだが、これ位よい写真にお目にかかったことはない。写真だけで本にするのが上策ではないかと思うが、それでは建築書の体裁が整わないから、序を書けと言うことである。私自身は一向にその適任者とは思っていないが、写真に引かれてついお引受した次第。従って以下の文は剌身のツマのつもりで見ていただきたい。
ライトは建築写真作家の対等かつ自由な立場を認めていなかったし、またそれに値する人を発見していなかったらしい。写真家に対しては常にアングルを指定した上で撮影を許した。そのアングルと言うのが彼のパースを描いた時のそれであって、出来た写真とパースを並列して発表することが度々あった。(文|浦辺鎮太郎)
引用|F.LL.Wright 1 フランク・ロイド・ライト 1