Category|解説書
Language|日本語
Contents|ル・コルビュジエ 国立西洋美術館
Author|藤木忠善
Publisher|鹿島出版会
Publication date|2011/8/20(1)- 2016/6/25(2)
Type|ペーパーカバー
Pages|157
Size|133×211×15
Weight|
ISBN-10|4306045579
ISBN-13|9784306045576
Price|3000+T
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この本は東京上野の国立西洋美術館本館の建築と、この美術館を設計したフランスの建築家ル・コルビュジエ、そして、それに協力した日本人たちの物語だ。
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この美術館は第二次大戦中、フランスに接収されていた松方コレクションがサンフランシスコ平和条約の調印を機に寄贈返還されることになり、その収蔵と展観のために建設された。1959 年の開館時は本館のみであったが、その後、新館、企画展示館などが増設され、西洋美術を専門とする国内唯一の国立美術館だ。本館の建築は、2007年に重要文化財に指定され、世界遺産候補に挙げられている。
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ル・コルビュジエはニューヨークの国連本部ビルの計画で有名な20世紀を代表する建築家だ。彼は1955 年に敷地を見るため来日し、1年半後にらせん設計が出来上がった。それは、彼が長年研究してきた四角い螺旋型美術館の案であった。彼のアトリエで修業した日本の3人の建築家が、その実現に協力して本館が完成した。
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引用|LE CORBUSIER: THE NATIONAL MUSEUM OF WESTERN ART, TOKYO|ル・コルビュジエの国立西洋美術館